のトランペットです。 バックのもっとも普及している180MLの37ベル、25リードパイプです。 シリアルは173×××で、1980年製造と思われます。 人によってはセミアーリーエルクハートと呼ばれるようですが、現行のバックとの差はそこまでありません。 オリジナルラッカーは残存率90%程度ですが、ラッカーの色がだいぶ飴色になってきています。傷からの剥がれよりかはラッカーの劣化による剥がれの方が多そうです。 目立つ傷は写真のとおりですが、他にもスタンドの当て傷など細かな傷が点在しています。 コルクは現行品が付けられているようです。フェルトはKlangさんのものに変えています。バルブガイドは当時の部品はプラスチックだったと思いますが、真鍮製のものに変えられています。演奏には支障はありませんが、3番のみケーシングの入口が歪んでいるのか、狭いのか、ピストンを取り出す時にバルブガイドだけ引っかかる時があります。 3番管のストッパーのネジがおそらく1つは現行品のようです。 ピストンの気密は十分保たれており、摩耗したピストン用のオイルは使用する必要はなさそうです。各スライドも同様で硬めのグリスやオイルを使用するほどではありませんでした。 人によりますが、当方の場合はこの個体は実音C、Dが高めだったので音程が良いと捉えました。 マウスピースは付属いたしませんが、純正のハードケースにクッションで固定して収納した上、梱包して発送します。ケースについては、使用できますが、前オーナーが取っ手をDIYで付け替えてるので（おそらく外れてしまったので別の取手を付けたのでしょう。）保管、運搬用と捉えてください。 専門的な洗浄はしておらず、中性洗剤、ジッポーオイル、アルコールにより洗浄しました。オイル、グリスは落ちてます。 実際に演奏してきましたので、機能に問題はございません。ただ、写真や前述のとおり傷はありますし、40年前の楽器で美品とは言い難いです。ご了承の上ご購入ください。 よろしくお願いいたします。